私の第二の故郷でもあるモロッコが、今回のW杯カタール大会で大活躍でした。
14年住んでいたカタールで、W杯開催までの国の凄まじい発展をずっと見届けていたので、今回の大会成功はとても嬉しいですし、主人の国であるモロッコの異例の活躍は本当に心から感動しました。
モロッコは唯一のイスラム教国家として決勝トーナメントに進み、イスラム教徒の、仲間や家族、特に母親を大切にする文化を世界に強く印象づけました。
私も一イスラム教徒として、彼らの活躍と、毎回試合後にピッチで選手である息子達と抱き合い踊る、ジュラバ（モロッコの民族衣装の普段着）でスカーフを纏ったお母さん達が映し出される姿を大変誇りに思いました。
他の国のチームではあり得ない、モロッコチームのモロッコ人監督だからこそ選手の家族達との密な関係を保ちながら最後まで試合をこなし続けた戦略は流石でした。
今回のモロッコの活躍は、全世界のイスラム教徒の結びつきを更に強くし、イスラム教徒であることの誇りを確固たるものにしました。
怖い、危ないというイメージばかりがメディアの影響で先行してしまいがちなイスラム教ですが、本来は彼らが示したように非常に暖かく、家族や仲間を大切にし密に関わり、全てのことをアラー（神様）に感謝し、良いことも悪いことも神様から与えられたことであると真っ直ぐに受け止める非常に素直で素朴な人たちがイスラム教徒なのです。
これからの彼らの活躍が楽しみで仕方ありません。
モロッコ人である私の主人もサッカー関係の仕事をしているので、今回のモロッコの活躍によって主人も胸を張って仕事をしているようで嬉しいです。
0コメント